「ドリップコーヒー用のフィルターって、どれを選んだらいいの?」
「ステンレスフィルターと紙のフィルターって、何が違うの?」
これ、とってもよく聞かれる質問です。FAQに載せたいぐらいのレベルです。
なので今日は、ドリップコーヒーを淹れるときのフィルターの選び方をお話ししていきますね!
まずは、大きさを確認しよう
大前提ですね。フィルターはドリッパーのサイズにぴったりあったものを選びましょう。大きすぎると、上手くドリッパーにハマらず紙がよれて歪な形になってしまったり、小さすぎると、お湯を注いだときにペーパーの高さが足りず、フィルターを通さずにコーヒーが溢れ出てくることがあります。決壊した堤防のような感じですね、コーヒーに粉が混ざって美味しくないので気をつけましょう。
おすすめなのは、ドリッパーとフィルターで同じメーカーのものを使うことです。それぞれのメーカーごとにサイズを設定しているので、これが一番間違いないです。例えばハリオだと、1~2人用というドリッパーに対して、1~2人用というフィルターを買う、と言った感じです。特にCHEMEXのドリッパーを使う場合は、他のフィルターはほぼ機能しないので、専用のものを購入してください。
ただ、コーノのフィルターがちょっとお高かったり(ハリオが200枚で400円弱に対して、コーノは100枚で1000円弱)、origamiドリッパーはいろんなフィルターに対応していたりもするので、ドリッパーとフィルターで違うメーカーを使う場合の基本的な指針だけお伝えします!ドリッパーの形に注目してください。円錐形なら円錐形のフィルター、台形なら台形のフィルターを使ってください。代表はハリオ(円錐形)とカリタ/メリタ(台形)です。ただ例外的に、origamiはカリタウェーブフィルターも使えます。
ハリオ、コーノ、origami、riversなどは円錐形のフィルター。カリタ、メリタなどは台形のフィルター、でOKです。サイズはドリッパーのメーカーは大体小さいサイズと大きいサイズで出しているので、自分の持っているサイズが小さいものならハリオ1~2人用やカリタ/メリタ2人用、大きいものならハリオ1~4人用やカリタ/メリタ4人用、という感じで合わせてもらえればOKです。
例えば:
origamiドリッパーS→ハリオ1~2人用(円錐形を使う場合)
origamiドリッパーS→カリタウェーブ2人用(155ってやつです)
rivers→ハリオ1~2人用
他にもabacaっていうちょっと可愛い円錐形フィルターがありますし、あんまりパフォーマンスは変わらないって聞きますがカリタ/メリタでフィルターの差があるのか、など更なる深堀りは検証次第記事にしますね!
次に、素材を確認しよう
こっちの方がメインですね。今までのはあくまで前提ってことで。
フィルターは、主に2種類あります。金属フィルターと、紙フィルターです。
紙フィルターだと毎回ゴミを捨てるのが楽なのが強みなのに対し、金属フィルターは毎回洗って使えるのでエコ、といった違いはあります。(ただ、金属フィルターを洗う時には、中に残った豆をかき出したりしなければならず、うちだと結構排水溝に詰まりがちなので結構めんどくさいです)
ただ、ここはあくまで使用上の違い、というだけです。それよりも大きな違いは、味わいにあります。
その味わいを一番大きく左右するのが、「油分」です。
コーヒー豆には、もともと油分が含まれていて、抽出すると油が出てきます。
油?感じたことないよ?という方は、普段紙で濾過されたコーヒーを飲んでいる方だと思います。フレンチプレスなどをお使いの方は、コーヒーの上部に油が浮いているのを見たことがあるのではないでしょうか?
もしくは、深煎りのコーヒー豆を見たときに、表面がテカテカしたのを見たことはないでしょうか?あれが油です。
で、その油とフィルターがどう関係するのかというと、
金属フィルターは、フィルターに大きめの穴が空いているので、コーヒーの粉は通さずとも、油はそのまま通します。紙は目が細かく、性質上油を吸収するので、抽出したコーヒーに油が混ざりにくくなるのです。

それってどっちが美味しいの?

どっちも美味しいですよ!完全に好みです!
私は紙フィルター派ですが、コーヒー屋さんによって好みも分かれますね。フレンチプレスのどっしり感が好きな人は、金属の方があってると思います!
油があると、口当たりが少し重く、どっしりとした味わいに感じる傾向があるので、そういうのが好きな方は金属フィルターを。あっさりスッキリしたコーヒーが好きな方は、紙フィルターを選ぶといいんじゃないかと思います。
もう一点よく聞かれること。
紙フィルターって白がいいの?茶色がいいの?
これも気になりますよね。茶色だとエコのイメージがあると思うので。
下のリンクで説明しているので、興味があればご覧ください!
ではでは。再見!
コメント